3D腸デトックス&リンパエステサロンaoi 高橋です。
便秘を改善する時に知りたいのが
「ツボ」ですよね。
便秘改善に効果のあるツボについて書いていきます。
目次
◆ツボとは何か?◆
皆さんは「ツボ」と聞くとどんなイメージを持ちますか?
ツボは身体のどこに不調があるのかを探るための、チェックポイントのような存在。
さらに全身を巡る経絡上に位置するツボを精細にたどっていくことで、原因となる不調に行きつくというのが東洋医学の考え方となっています。
つまり、「体の内側の不調はツボ=体表部に現れるもの」ということ。
この考え方に沿って、鍼灸の治療は行われます。
もちろん便秘に対してもツボはあります。
◆つぼ押しの効果◆
ツボを適切に刺激することで血管を拡張させ、血流が良くなることが分かっています。
また、ツボへの刺激は直接脳に作用してホルモンの分泌に影響することや、筋肉を緩めストレスを軽減するなどの作用も指摘されています。
ツボのマッサージの刺激は、その箇所の神経だけでなく自律神経に働きかけてくれます。
自律神経とは、呼吸、血圧、体温、心拍など身体の恒常性(※)を維持するための全身を駆け巡る信号のことです。
※身体の状態を一定に保とうとする働きのこと。
例えば、あるツボをマッサージで刺激すると、その情報が自律神経から脳に伝わります。情報を受けた脳がトラブルを抱える臓器や器官に命令を出すことで動きが活発になり不調が改善されるのです。
WHO(世界保健機関)の統計で現在身体のツボは361種類とされています。ツボは左右対称に存在するものが多いため、全身の数としては約670あるというのが定説とされています。
◆便秘の原因と特徴◆
便秘には、体の状態によって原因が違います。
①気虚(元気がない)
大腸の動きが悪い(気虚)→便意はある=大便が硬い&排便困難
②血虚(血が不足)による便秘
生理不順(血虚)や産後 →長期間便秘の状態、ころころ便
③胃腸の熱による便秘
→胃腸に熱をもつタイプの便秘。何かの原因で胃腸が熱をもつと、熱により便の水分量が少なくなり、硬くなり便秘になります。特徴としては、顔面が赤くなりやすい、4〜7日便が出ないなど。
◆便秘改善におすすめのツボ一覧◆
①気虚、②血虚の状態におすすめの便秘に役立つツボをご紹介します。
・脾兪 →腰にあるツボ
・大腸兪 →腰にあるツボ
・三陰交 →内くるぶしより第2関節指4本分
・天枢 →ヘソの真横、親指2本分外側
・上巨虚 →膝のお皿の外側の窪みから第2関節8本分
③胃腸の熱による便秘におすすめの便秘に役立つツボをご紹介します。
・合谷 →人差し指と親指の骨が合流する所から、やや人差し指よりにある窪みの部分
・曲池 →肘(ひじ)の関節部分の上側。 ひじを曲げた時にできる横じわの延長上
・内庭 →足の第二第三指の間の水かきの赤い皮膚と白いひふの境目
・天枢 →ヘソの真横、親指2本分外側
・上巨虚 →膝のお皿の外側の窪みから第2関節8本分
◆つぼ押しのコツ◆
つぼ押しは、力任せにグイグイと押せば良い!というわけではなく、
ご自分でマッサージする場合は、
押しやすい指で「痛気持ちい」くらいの強さで圧迫しましょう。
お腹の場合は、お腹の拍動を感じるくらいの強さで、あまり強く圧迫しすぎないようにしましょう。お腹は写真のように2本指で押すと押しやすいです。
ツボの押し方としては、約3秒間かけてツボを押し、同様に3秒間かけて元に戻します。
また、ツボの探し方については、指でやさしく押したときに気持ちよく感じたり、強めに押したときに痛みを感じる場所はツボの可能性が高いです。
オイルは使わなくても大丈夫ですが、ツボ押しと腸もみ・リンパマッサージを一緒に行う時には、こちらのオイルは、香りも良く伸びも良いので使いやすく、おすすめです。
また、つぼを刺激するのには、
こちらもおすすめです。
円皮鍼と呼ばれる
針がシールに付いた鍼灸院などで使われる治療シールのようなものです。
ツボの位置に直接貼って
刺激を与え続ける事ができます。
◆まとめ◆
この記事では、便秘改善のツボの効果などについて解説してきました。
ツボは身体のどこに不調があるのかを探るための、チェックポイントのような存在で、
全身を巡る経絡上に位置するツボを精細にたどっていくことで、原因となる不調に行きつくというのが東洋医学の考え方となっています。
便秘改善のツボ押しについては、下記の3つのポイントにまとめることができます。
大切なポイントなので、最後におさらいをしておきましょう。
- 便秘には気虚・血虚・胃腸の熱による便秘の3タイプがある
- それぞれの状態に合わせたツボがある
- 押す時は、痛気持ちい強さで。お腹の場合は拍動を感じる程度の強さで押す
ぜひやってみてくださいね。