【あなたの便秘や下痢はもしかして?】過敏性腸症候群とはどんな症状か徹底解説!

浜松の腸もみ専門
3D腸デトックス&リンパエステサロンaoiです。

今日は過敏性腸症候群について詳しく解説していきます。

原因のわからない便秘や下痢。
もしかしたら過敏性腸症候群が関係しているかもしれません。

最初にお伝えしますが、過敏性腸症候群は病院ではお薬での治療が進められます。
お薬での治療も選択していただくのも良いと思いますが、
まずは、食事や生活習慣の改善腸の自然な動きの改善(腸もみ)が重要です。

お薬だけで改善できればそれに越したことはありません^^
しかし、お薬を一生飲み続けるのか。生活習慣の改善をし、腸を根本から良くしていくのか。
その選択をできるのも自分次第です。

それを踏まえて、以下を読んでいただけたら嬉しいです。

過敏性腸症候群(IBS)とは何?


過敏性腸症候群(IBS)は、お腹の痛みや張りがあったり、
それに関連して便秘や下痢などのお通じのトラブル(便の性状や回数など)が数ヵ月以上続く状態の時に考えられる状態です。

腸自体には、炎症や潰瘍などの問題は検査では確認ができません。
命に関わる病気ではありませんが、お腹の痛み、便秘・下痢、不安などの症状のために日常生活に支障をきたしてしまいます。

過敏性腸症候群の分類

過敏性腸症候群は、大きく4つの型に分類されます。
・下痢型
・便秘型
・混合型
・分類不可能型


下記の図はわかりやすく3つにしてあります。

混合型(便秘と下痢を繰り返す)の患者数が一番多いとされています。

過敏性腸症候群<下痢型>

急にやってくる腹痛を伴う下痢が特徴です。
突然下痢や腹痛に襲われるので、電車に乗れない、出かけられないなどの不安を抱えている方が多いと言われています。
その不安がさらに下痢を悪化させてしまうという、悪循環…..

ストレスで腸が活発に動きすぎてしまうことで、下痢を誘発します。
(詳細は省略します)

30代以下の若い男性に多いとされていますが、女性にも多く見られる症状です。
実際サロンのお客様でも、下痢に悩む方は非常に多いです。

過敏性腸症候群<便秘型>

ストレスなどが原因で、腸の動きが低下したり、痙攣(けいれん)を起こして、便秘になってしまう状態を言います。

便が大腸内に停滞してしまうので、水分が過剰に吸収されてしまい、ウサギのようなコロコロ便が出たり、細いべんが出やすいです(細い便の場合は腫瘍などが関連していることもあるので注意)。

慢性便秘との見分けが難しいとされていますが、お腹の張りや残便感などの不快感が多いのが特徴です。排便をすると、この不快症状が軽減するとされています。

30代以下の若い女性に多い症状です。

過敏性腸症候群<混合型>


3〜4日便秘になった後に、下痢になるという状態を繰り返してしまう状態の方が多いとされています。
若い方に多いと言われていますが、60代以上の方にも多く見られるタイプです。

過敏性腸症候群の原因は?

IBSになる原因ははっきりとわかっていません
しかし、細菌やウイルスによる感染性腸炎にかかると、その後にIBSになりやすいことが知られています。 2〜3年は発症のリスクがあるとされています。
感染によって腸に炎症が起き、腸の粘膜が弱ってしまったり、私たちの腸にいる腸内細菌の変化も加ったりして、運動と知覚機能が敏感になってしまうと言われています。

また、ストレスが原因で消化の機能に障害が生じ、下痢や便秘が起きるとも言われています。

過敏性腸症候群の治療法は

食生活習慣の改善

【1】食事の見直し


低FODMAP食と呼ばれる食事改善方法がありますが、まずは、小麦類や脂質の多い食事、刺激物、カフェインなどはなるべく避けた方が良いとされています。
暴飲暴食も避けて、胃腸への負担を軽減するのも必要です。喫煙も腸への刺激になるのでやめましょう。

【2】生活習慣の見直し

しっかりと睡眠をとることがまずは大切です。休日の寝溜めなどはNG。身体・心のストレスは避けていくことが必要です。
なるべく生活リズムを整えて、体内時計を整えていくことも大切です。

薬物療法

過敏性腸症候群の薬物療法は、病院で受診をしていただいて受けられるものです。
腸管の内容物を調整するお薬や、腸管の機能を調節するお薬が使われています。
下記の薬剤がよく処方されています。

  1. ポリフル・コロネル
  2. セレキノン(販売中止予定)
  3. イリボー
  4. トランコロン(販売中止)
  5. ロペミン
  6. ガスモチン
  7. 酸化マグネシウムモビコール
  8. リンゼスアミティーザグーフィス

お薬の詳細は、薬剤名をクリックしてご確認くださいね。

どんなことから始めたら良い?

過敏性腸症候群の症状が辛い場合、(例えば、急激な腹痛や下痢などがある場合などは、)病院の受診を第一選択にするのが良いでしょう。
薬剤療法と併せて、正しい食生活習慣の改善をしていく必要があります。

そうでない場合は、食生活習慣の改善から始めましょう。一般的な食事改善だけでなく、「腸粘膜を強くしていく食事」を取り入れていくことが重要です。
腸もみで自然な腸蠕動(ぜんどう)を促していくこともおすすめです。

悩まれている方は、ぜひご相談くださいね。


【慢性便秘/IBS治療薬】リンゼスとはどんなお薬?

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今回は慢性便秘とIBS(過敏性腸症候群)の治療に使われる
リンゼスについて解説していきます。

リンゼスとはどんなお薬?

リンゼスは、慢性便秘症または便秘型過敏性腸症候群に用いられるお薬。

腸管内の水分分泌(腸の内容物に水分を与えること)を促して便を柔らかくし、 便の移動をスムーズにして排便をしやすくします。

また、リンゼスが他の便秘薬と違うのは、痛みに過敏になっている大腸の神経線維の伝達を抑え、腹痛や腹部不快感を改善する働きも持っています。なので、腹痛を伴うタイプの便秘の方に処方されるお薬の1つです。

リンゼスは、ほとんど吸収されないため、安全性も高いと言われています。
大腸の水分に働きかける似たお薬、酸化マグネシウムの副作用にある、高マグネシウム血症も引き起こさないとされています。
また、刺激性下剤に言われる、クセになりやすいということもないお薬です。

リンゼスの副作用は?

リンゼスは、食事の前に内服するお薬です。
食後に内服すると効果が出過ぎてしまうそうです。 効果は平均3時間ほどで現れるとされています。

副作用としては、
・効きすぎて下痢になること
・腹痛

が挙げられます。
症状がひどい場合には、医師に相談をしてくださいね。

【下痢の対症療法薬】ロペミンってどんな薬?

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下痢の対症療法薬として、または過敏性腸症候群の治療に使われることのあるロペミンについて解説していきます。

ロペミンってどんな薬?

腸の運動を強力におさえ、また腸管での水分の吸収を増やします。
この作用で、強い下痢止め効果を発揮します。
子供〜大人まで、下痢の症状の治療に広く使用されています。
しかし、このお薬は対症療法薬ですので、
下痢の原因そのものを治すことはできず、過敏性腸症候群の直接的な治療薬ではありません
のでご注意を。

ロペミンの副作用は?

長く飲み続けると、ひどい便秘を起こすことがあると言われています。
特に、小さい子供や高齢者は症状が出やすいので、注意が必要です。

それ以外には、
・腹部膨満感
・発疹
・口渇
・眠気

などの症状、ひどい場合はイレウスなどを引き起こすこともあるので、気になる症状があれば必ず医師に相談をしてくださいね。

ロペミンの注意点は?


O157や赤痢菌などによる重い出血性大腸炎には内服はできません。
下痢を止めると、かえって治りが悪くなる可能性があります。
その他の感染性下痢症や潰瘍性大腸炎に対しても基本的には内服はできません。

ロペミンは、辛い下痢を抑える一時的な対症療法薬です。

根本的な原因を把握し、長期服用は避けて使用をしてくださいね。

【IBS治療薬について】イリボーとはどんな薬?

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IBS(過敏性腸症候群)の治療薬のイリボーについて解説していきます。

イリボーとはどんな薬?

イリボーは下痢止めや痛み止め、便秘薬などとは違って、
腸の神経節に存在するセロトニン受容体を遮断することで、大腸の動きや水の分泌の異常を抑制することが出来る全く初めての薬です。

過敏性腸症候群の中でも下痢型に使用されるお薬です。
腹痛・腹部不快感などのつらい症状をやわらげたり、便の形状を改善します。

イリボーの副作用は?

主な副作用は
・便秘
・硬便
・悪心 、 嘔吐
・貧血
・白血球数減少
・白血球数増加
・血小板数減少
・動悸
・腹部膨満

などが挙げられます。

また、便秘、腹痛の悪化・下血などがあらわれた場合は、服用を中止して受診をしてくださいね。

イリボーの注意点

女性は、お薬が効きすぎることによって、便秘や便が硬くなってしまうことがあります。
服用して3日間排便が出ない場合は、服薬を中止して医師に相談するようにしてください。

イリボーの内服で、下痢症状が抑えられること+食事の見直し(腸の粘膜を強くしていくこと)や、腸の自然な蠕動運動の回復(腸もみ)を一緒に取り入れていくことで症状が根本から改善に向かっていきます。

お薬+αで症状の改善を目指していきましょう。

【IBS治療薬について】ポリフル・コロネルとはどんな薬?

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過敏性腸症候群の治療薬の
ポリフル・コロネルについて解説していきます。

ポリフル・コロネルはどんなお薬?

過敏性腸症候群の下痢型・便秘型ともに第一選択薬として使われることの多いのが「ポリフル(コロネル:商品名の違い)」です。

消化管内で
・吸水性
・保水性
の効果を示して、便を膨潤・ゲル化します。
大量の水分を吸収してゲル化することで、便は適度の水分を含み便の容積も増します。
(紙オムツのイメージです)

その結果、消化管内容物の輸送を調節し、便の性状を正常にしていきます。

過敏性腸症候群における便通異常(下痢、便秘)および消化器症状の治療に使われるお薬です。

ポリフルの副作用は?

ポリフルは効果が実感できるまでは、ある程度時間が必要とされています。
また服用初期に腹部膨満感を感じることがありますが、それは効果が見られていることによる症状と言われています。

主な副作用として、
・発疹
・かゆみ
・吐き気・嘔吐
・口渇
・浮腫
・腹部膨満感
・下痢や便秘

などが報告されています。
このような症状が見られた場合は、医師や薬剤師に相談をしてくださいね。

ポリフルの注意点は?

・虫垂炎や潰瘍性結腸炎
・イレウスなどの既往がある方
・腎結石のある方

などは内服が禁忌になっているので、必ず医師にご相談ください。

飲み忘れてしまった時は、気が付いた時に1回分を内服してくださいね。
ただし、次に飲む時間が近い場合は忘れた分は飲まずに、次に飲む時間から飲んでください。
2回分を一度に飲むのは避けましょう。

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